[1G08-11] 設備耐震設計1

[1G11] 地震荷重方向の違いが薄肉エルボの構造強度に与える影響評価

*阿部 真人¹、渡壁 智祥¹、森泉 真²、月森 和之¹ (1.日本原子力研究開発機構、2.日立GEニュークリア・エナジー)

キーワード：耐震評価、有限要素法、塑性崩壊、エルボ配管

原子力発電施設において、地震時に機器・配管系に発生する荷重には様々な条件が考えられる。荷重方向の観点から見た場合、配管系は慣性力もしくは支持点間の相対変位により複雑な3次元挙動を示す。しかし、高速炉で想定する薄肉配管に関して各方向の荷重が構造強度に与える影響について定量的に整理した例は少ない。
本件では、地震荷重に対する薄肉配管の健全性評価に資することを目的として、配管の中でも応力集中が顕著な薄肉エルボに着目し、荷重方向が構造強度に与える影響を解析的に評価した。