2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[1H01-04] レーザー分析

2016年9月7日(水) 10:20 〜 11:25 H会場 (久留米シティプラザ スタジオ3)

座長:野上 雅伸(近大)

11:05 〜 11:20

[1H04] 過酷事故炉を対象とした迅速遠隔分析技術開発-2

4.最小二乗法を用いたLIBSスペクトルの推定

*赤岡 克昭1、大場 正規 1、宮部 昌文1、若井田 育夫1 (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード:レーザーブレークダウン発光分光、最小二乗法、LIBS、燃料デブリ、ウラン

福島第一で発生した燃料デブリには核燃料物質以外にFPや構造材等、多くの種類の元素が含有されることから、それら全てをレーザーブレークダウン発光分光で分析するためには多くの組合せの混合元素のデーターを取得する必要がある。このスペクトル測定を簡略化するために、最小二乗法を用いたスペクトル解析により、測定されていない未知の組合せ元素のスペクトルを推定することは非常に重要である。
そこで、最小二乗法により合成したZr/Fe混合元素とZr/U混合元素の合成スペクトルからFe/U混合元素のスペクトルを推定し、測定スペクトルと比較した結果について報告する。