*古木 元気1、井元 純平1、落合 朝須美1、山崎 信哉2、難波 謙二3、大貫 敏彦4、Grambow Bernd5、Ewing Rodney6、宇都宮 聡1
(1.九州大学大学院理学研究院化学部門、2.筑波大学アイソトープ環境動態研究センター、3.福島大学共生システム理工学類、4.東京工業大学科学技術創成研究院先導原子力研究所、5.SUBATECH, the University and Ecole des Mines of Nantes and CNRS、6.Department of Geological Sciences and Center for International Security and Cooperaion Stanford University)
キーワード:高濃度放射性セシウム含有粒子
熊川河口堆積物、河川流域表層土壌から福島第一原発由来の高濃度放射性セシウム含有微粒子(CsMP)を単離し、原子スケールで解析したところ、内部組織は他のCsMPと同様にFe-Zn酸化物ナノ粒子の凝集体がSiO2のマトリックスに覆われていた。河川流域と河口堆積物で同様の粒子が検出されたことから、CsMPの表層における動態が明らかになり、その後の海洋への流出が示唆された。