2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1K08-14] 燃料集合体熱流動

2016年9月7日(水) 14:45 〜 16:35 K会場 (久留米シティプラザ 大会議室1)

座長:歌野原 陽一(INSS)

16:00 〜 16:15

[1K13] 燃料露出過程の炉内流動評価

(12)高圧条件下における部分模擬燃料集合体内ボイド率分布に対する模擬燃料棒間隔の影響

*上遠野 健一1、藤本 清志1、青山 吾朗1、長澤 雄真1、永吉 拓至1、新井 崇洋2 (1.日立GEニュークリア・エナジー、2.電力中央研究所)

キーワード:ボイド率、3次元X線CTシステム、燃料集合体、多目的蒸気源試験装置

日立GEの多目的蒸気源試験装置HUSTLEにて、3次元時間平均X線CTシステムを用いて、模擬燃料棒間隔(ロッドピッチ)が異なる2種類の5×5模擬燃料集合体内のボイド分布を測定した。試験は、BWR運転圧力条件を含む5.0~7.5MPaの圧力条件で、炉内水位が低下し燃料が露出する過程で想定される流動条件を包含する低流量条件において実施し、ロッドピッチが狭い方がロッド間領域を上昇する気泡とロッド壁面との接触が増え、気泡上昇速度が低下するなどの理由により、ボイド率が大きくなる傾向を確認した。