2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[1L08-12] 新型炉設計

2016年9月7日(水) 14:45 〜 16:05 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:木村 礼(東芝)

15:30 〜 15:45

[1L11] 宇宙探査用小型CANDLE燃焼炉の最適化宇宙探査用小型CANDLE燃焼炉の最適化

*西山 潤1、小原 徹1 (1.東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所)

キーワード:CANDLE燃焼炉、宇宙炉、可燃性毒物、燃焼計算

宇宙や惑星の探査のため科学機器と通信機器を搭載した宇宙探査機にとって、電源システムは必要不可欠な機器であり、火星より遠くの惑星の探査では放射性同位体Pu-238のα崩壊を熱源とする原子力電池が利用されてきた。しかし世界的な核軍縮のためPu-238を大量に製造することが困難となっている。そこで、Pu-238原子力電池に代わるシステムとして、CANDLE燃焼型原子炉概念を宇宙用の原子炉にも適用し、さらに冷却材を使用しないことによって、冷却材流量の変動や損失などに左右されない、安定でシンプルな原子炉について、その炉心重量の最小化を行った。