16:35 〜 16:50
[1L15] 10年以上冷却した使用済燃料に対する106Ru/144Ce放射能比の測定と燃焼解析
キーワード:106Ru/144Ce放射能比、燃焼度クレジット、使用済燃料、ガンマ線測定、燃焼計算
高揮発性であるCsが異常な高温により大きく移動した燃料に対しては、代表的な燃焼度指標である134Cs/137Cs放射能比は利用できず、106Ru/144Ce放射能比が利用可能である場合が想定される。10年以上冷却した使用済燃料に対しては、半減期の短い106Ruや144Ceの測定は困難であるが、ポリエチレンブロックと大口径コリメータを用いてエネルギー検出効率を変化させることにより、106Ruと144Ceの測定が可能となった。また、106Ru/144Ce放射能比の測定値は履歴を考慮した燃焼計算による計算値と一致した。