2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1L19-22] 実験・解析

2016年9月7日(水) 17:40 〜 18:45 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:松本 英樹(MHI)

17:40 〜 17:55

[1L19] CROCUS摂動炉心の動特性パラメータと炉周期の解析

*名内 泰志1、Zoia Andrea2、Brun Emeric2、Jouanne Cedric2 (1.電中研、2.CEA)

キーワード:CROCUS、炉周期、動特性パラメータ、摂動炉心

低濃縮度のウラン金属及びウラン酸化物燃料棒の軽水減速格子であるCROCUS炉心で、正の反応度を投入した際の炉周期が計測された。このデータは動特性パラメータ計算手法の妥当性確認に使うベンチマーク問題としてまとめられ、公開されている。電中研では同実験体系のMCNPコード計算モデルを作成し、仏国CEAとの共同研究でTRIPOLI-4コード計算モデルとの比較を行い、断面積と計算モデルが同じ実効増倍率と反応度を与えることを確認している。本研究では、CROCUS炉心について、反応度投入体系での動特性パラメータの解析を行い、臨界体系での計算値との差異の有無や、炉周期-反応度曲線への影響、また炉周期直接計算法との比較を実施した。