17:10 〜 17:25
[1N17] 169Tmへの重陽子入射における169Ybの生成断面積について
キーワード:生成断面積、医療用核種、イッテルビウム169
放射性同位体の応用として、医療があげられる。医療で使われる際には治療・診断の大きく二つに分けられる。これは核種の半減期、放出粒子の種類とエネルギー、化学的性質などから決まる。こうした応用を考える上で、高品質の線源を効率良く生成していくためには、様々な核反応過程による断面積データが重要となる。
今回、我々は医療に用いられる放射性同位体の中で、169Ybを取り上げた。この核種は小線源治療に用いられているほか、崩壊してできる169TmからのX線が診断分野でも利用できることが期待されている。
本実験は、RIKEN AVF cyclotronを用いて24 MeV重陽子を標的箔に入射した後にGe検出器でガンマ線を測定する、放射化法で測定を行った。標的には169Tmの金属箔を用いた。過去に酸化物標的を用いて同様の実験が行なわれており、その結果との比較を行う。
今回、我々は医療に用いられる放射性同位体の中で、169Ybを取り上げた。この核種は小線源治療に用いられているほか、崩壊してできる169TmからのX線が診断分野でも利用できることが期待されている。
本実験は、RIKEN AVF cyclotronを用いて24 MeV重陽子を標的箔に入射した後にGe検出器でガンマ線を測定する、放射化法で測定を行った。標的には169Tmの金属箔を用いた。過去に酸化物標的を用いて同様の実験が行なわれており、その結果との比較を行う。