2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[2C06-09] 除染技術2

2016年9月8日(木) 10:55 〜 12:00 C会場 (久留米シティプラザ 展示室2)

座長:鳥居 和敬(清水建設)

11:10 〜 11:25

[2C07] 原子炉建屋内の遠隔除染技術の開発

(2)上部階用除染装置実証試験 試験結果(ブラストシステム)

*鬼塚 博徳1,2、矢野 雅洋1,2、杉本 大興1,2、辻元 一輝1,2、下鍋 典昭1,2、福島 武人1,3、荒井 穣1,4、上野 陽平1,4、村田 裕俊5 (1.IRID、2.三菱重工、3.東芝、4.日立GE、5.東京電力HD)

キーワード:遠隔除染、ブラスト、廃止措置

平成25年度補正予算廃炉・汚染水対策事業費補助金(原子炉建屋内の遠隔除染技術の開発)にて国際廃炉研究開発機構の組合員である三菱重工業、日立GEニュークリア・エナジー、東芝の3社共同で、東京電力ホールディングスの協力の下、上部階用除染装置を開発した。
上部階用除染装置は、原子炉建屋の2~3階の床面及び壁面を除染する装置である。本装置は3社で開発した装置を組み合わせて使用するものであり、作業台車、搬送台車、支援台車、中継台車の4台で構成される。また、各台車に搭載する除染ユニットを載せ替えることで、ブラストシステム(吸引・ブラスト除染、ドライアイスブラスト除染)や高圧水システム(高圧水除染)を使い分けることが可能である。これら装置はモックアップ設備を用いた実証試験を行い実機での適用性を確認した。ここではブラストシステムにおける実証試験結果について報告する。