[2C16-22] 原子炉解体検討（福島への適用含む）2

[2C22] SUS304ステンレス鋼の溶融Fe-Cr-Ni-B-C合金中への溶解挙動

*小林 能直¹、守田 祐哉¹、墨田 岳大¹、植田 滋²、中桐 俊男³ (1.東京工業大学、2.東北大学、3.日本原子力研究開発機構)

キーワード：過酷事故、廃炉、燃料デブリ、アクセス性、溶解挙動

東京電力福島第一原子力発電所のように過酷事故を起こした炉の廃炉にあたっては、燃料デブリ取り出しが重要なプロセスとなる。燃料デブリへのアクセス性を検討するためには、炉心下部構造物の破損状況を知る必要がある。本研究では、制御棒由来のメタル系デブリであるFe-Cr-Ni-B-C融体中へのSUS304ステンレス鋼の溶解実験を行い、同鋼の溶解挙動を調べることにより、炉内破損状況の予測に資することを目的とした。