2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D05-09] 溶存核種・有機物

2016年9月8日(木) 10:35 〜 12:00 D会場 (久留米シティプラザ 展示室3)

座長:黒澤 進(NUMO)

10:50 〜 11:05

[2D06] ウラン廃棄物処分のためのプロトアクチニウム溶液化学研究

(1)Pa-231の精製およびUV-Vis-NIRスペクトルの測定

*桐島 陽1、渡邉 雅之2、北辻 章浩2、瀬川 優佳里2、青柳 登2、秋山 大輔1、佐藤 修彰1 (1.東北大学 多元物質科学研究所、2.日本原子力研究開発機構)

キーワード:プロトアクチニウム、ウラン廃棄物、アクチノイド化学

ウラン廃棄物を地中処分した場合、およそ1,000 年後にはPa-231 は周辺住民の被ばく要因の中心となり、安全評価上の最重要核種となる。しかしながら、Paは地球上に微量存在する元素ながら、物理・化学特性の解明が進んでいない。そこで本研究ではマクロ量のPa-231 を用い、未知部分の多く残された天然元素であるPa の溶液化学に再挑戦を始めた。本報告ではPa-231の精製と光吸収スペクトルの測定について報告する。