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[2D06] ウラン廃棄物処分のためのプロトアクチニウム溶液化学研究
(1)Pa-231の精製およびUV-Vis-NIRスペクトルの測定
キーワード:プロトアクチニウム、ウラン廃棄物、アクチノイド化学
ウラン廃棄物を地中処分した場合、およそ1,000 年後にはPa-231 は周辺住民の被ばく要因の中心となり、安全評価上の最重要核種となる。しかしながら、Paは地球上に微量存在する元素ながら、物理・化学特性の解明が進んでいない。そこで本研究ではマクロ量のPa-231 を用い、未知部分の多く残された天然元素であるPa の溶液化学に再挑戦を始めた。本報告ではPa-231の精製と光吸収スペクトルの測定について報告する。