2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D15-19] ベントナイト中の移行

2016年9月8日(木) 16:05 〜 17:25 D会場 (久留米シティプラザ 展示室3)

座長:佐藤 治夫(岡山大)

16:05 〜 16:20

[2D15] TRU廃棄物処分システムにおけるベントナイト系材料の2相流パラメータ同定と適用性検証

*佐伯 亜由美1、田原 康博1、古賀 和正2、大和田 仁2、佐藤 伸3 (1.株式会社 地圏環境テクノロジー、2.公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センター、3. 株式会社 大林組 )

キーワード:TRU廃棄物 、ベントナイト、ガス移行、2相流パラメータ、逆解析、GETFLOWS

TRU廃棄物処分施設を対象とした人工バリアシステム中の長期ガス移行解析の高度化研究では,ガス発生・移行挙動を説明可能なモデル化手法の高度化や基礎データの蓄積・利用,データやモデルの不確実性を考慮したガス移行経路の可視化や不確実性の低減を目指している。構成材料として考えられているベントナイト系材料中でのガス移行形態は,流路拡幅を伴うガスの透気や流路拡幅が生じない水・ガス2相流流れなど多様な形態が知られている。しかし,ガス移行挙動評価において重要な2相流パラメータについては利用可能なデータが限定的であったため,室内試験と逆解析手法を組み合わせた同定手法によって絶対浸透率及び2相流パラメータの取得・蓄積を進めてきた。今回,取得したパラメータを複数のガス移行試験に対して適用した結果,再現性の良い結果が得られ,パラメータの不確実性の幅を捉えることができた。