2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2E01-04] 過酷事故対策1

2016年9月8日(木) 09:30 〜 10:30 E会場 (久留米シティプラザ 久留米座)

座長:島田 裕一(原安進)

09:45 〜 10:00

[2E02] 設計基準外事象に対するAP1000®の安全性評価

(2)安全性向上の評価

*山崎 之崇1、キンドレッド トーマス2 (1.ウェスチングハウス・エレクトリック・ジャパン株式会社、2.ウェスチングハウス・エレクトリック・カンパニー)

キーワード:加圧水型原子炉、静的安全系、AP1000、設計基準外事象

東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、IAEA (International Atomic Energy Agency)、ENSREG (European Nuclear Safety Regulators Group)及びU.S. NRC (Nuclear Regulatory Commission)等を含む、世界各国の規制及びその他関連機関にて事故の教訓と推奨事項をまとめた報告書が提示されている。本稿では、設計基準外事象に対する各国の教訓と推奨事項から導かれる安全性向上施策をもとに、静的安全概念を取り入れたAP1000のさらなる安全性向上を検討した結果、これらの施策は網羅されていると評価されたことを報告する。