2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2E15-18] 軽水炉の事故時挙動2

2016年9月8日(木) 15:50 〜 16:55 E会場 (久留米シティプラザ 久留米座)

座長:此村 守(福井大)

16:35 〜 16:50

[2E18] 格納容器内先行注水による溶融炉心冷却挙動に関する研究

(4)JASMINEコードにおけるジェットブレークアップモデルの改良

*松本 俊慶1、川部 隆平1、杉山 智之1、丸山 結1 (1.原子力機構)

キーワード:シビアアクシデント、JASMINEコード、格納容器内溶融炉心冷却性、ジェットブレークアップ、DEFOR-A実験

シビアアクシデント時に圧力容器外へジェット状に放出された溶融炉心は水プールに落下すると粒子状に分裂(ブレークアップ)するが、床面に達したときに凝固していない粒子は凝集する。冷却性に影響を及ぼす粒子の分裂・凝集に着目したJASMINEコードの改良を行い、スウェーデン王立工科大学で実施されたジェットブレークアップ実験DEFOR-Aの解析を実施した。実験で得られた粒子質量割合との比較により、蒸気の発生量が大きくなるケースで実験結果と解析結果における凝集挙動のかい離が大きくなることが示唆された。