2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2F11-14] 廃液処理技術1

2016年9月8日(木) 14:45 〜 15:50 F会場 (久留米シティプラザ Cボックス)

座長:立花 優(長岡技科大)

15:15 〜 15:30

[2F13] 高性能多核種除去設備の開発

(3)pH緩衝塔による処理水pHの最適化技術

*住谷 貴子1、山口 献2、小林 敬2、石川 敬司2、西 高志1、浅野 隆1、野下 健司1、三宅 俊介1、可児 祐子3、三宮 豊3 (1.日立GE、2.東電HD、3.日立・研開)

キーワード:福島第一原子力発電所、高性能多核種除去設備、汚染水、ストロンチウム、pH緩衝塔

ストロンチウム錯体の除去プロセスでは処理水を一旦酸性化するが、酸性では吸着材の除去性能が十分に発揮されない。通水するだけで処理水のpHを弱アルカリ性とするため、化合物を充填した吸着塔(pH緩衝塔)の開発を進めてきた。開発したpH緩衝塔により、ストロンチウムを目標濃度まで除去でき、その除去性能が維持される期間を大幅に延長できた。