2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2F15-18] 廃液処理技術2

2016年9月8日(木) 15:50 〜 16:55 F会場 (久留米シティプラザ Cボックス)

座長:駒 義和(JAEA)

16:20 〜 16:35

[2F17] 東海再処理施設における低放射性廃液の処理技術開発

(14)連結カラム試験によるCs/Sr吸着プロセスの検討

*高野 雅人1、伊藤 義之1、鈴木 達也2、滝本 真佑美2、松倉 実3、三村 均3、森 浩一4、岩崎 守4 (1.原子力機構、2.長岡技科大、3.ユニオン昭和、4.栗田工業)

キーワード:イオン交換、吸着、硝酸塩、ケイチタン酸塩、チタン酸カリウム

東海・再処理施設から発生する低放射性廃液は、低放射性廃棄物処理技術開発施設(LWTF)で処理される計画であり、LWTFのCs及びSr吸着塔で使用する吸着材に対して、ランニングコスト削減のために代替吸着材の検討を行っている。Cs及びSr吸着材は、処理対象廃液のpHの影響を受け吸着性能が低下する等の特徴を有するため、実機(LWTF)への適用に当たっては、吸着性能を十分発揮させる吸着プロセスを検討する必要がある。
このため、実機を模擬した連結カラム試験を行い、Cs及びSr吸着材の通液順序による各吸着材の破過特性を調査し、最適な吸着プロセスを検討した。その結果、各吸着材の使用順序として、①Sr吸着材→②Cs吸着材の順に通液することで、Cs及びSr吸着材の破過特性は向上することが分かった。