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[2F22] フッ化水素によるウラン-ジルコニウム混合試料のフッ化挙動
キーワード:燃料デブリ、フッ化、二酸化ウラン、二酸化ジルコニウム
福島第一原子力発電所の事故により生じた燃料デブリはこれまで用いられていた再処理プロセスの延長だけでは対応が困難な可能性があり、選択フッ化と溶融塩電解法を用いた乾式処理が提案されている。本研究は選択フッ化プロセスに着目し、酸化ウラン-ジルコニウム混合試料のフッ化挙動を調査することを目的とする。二酸化ウランと二酸化ジルコニウムを混合し、電気炉を用いて還元雰囲気中及び酸化雰囲気中で1200℃まで加熱し試料を作製した。それらの試料を熱重量・示差熱分析装置を用いてフッ化水素ガスとアルゴンガスを流入させながら500℃まで加熱、測定したところ、還元・酸化雰囲気処理の違いによりフッ化挙動に有意な差が見られた。