2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学

[2G05-06] ファイバーセンサ,超音波センサ

2016年9月8日(木) 10:35 〜 11:10 G会場 (久留米シティプラザ スタジオ2)

座長:大賀 幸治(日立GE)

10:35 〜 10:50

[2G05] レーザー励起超音波によるコンクリート強度の評価

*山田 知典1、鈴木 啓司1、羽成 敏秀1、柴田 卓弥1、西村 昭彦1、小山 真一1、大道 博行1、島田 義則2、オレグ コチャエフ2、倉橋 慎理2 (1.日本原子力研究開発機構、2.レーザー技術総合研究所)

キーワード:レーザー、超音波、コンクリート、遠隔診断、熱劣化

東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置の推進のためには、人間が直接作業できない高放射線量率下での作業を想定した種々の遠隔技術開発が必要不可欠である。遠隔操作による材料診断技術は、ホットセル内において、福島第一原子力発電所から取り出した放射能で汚染された試料の物理的・機械的特性等を、遠隔から非接触、非破壊で評価することを目的として開発を進めており、その波及効果として原子炉建屋や燃料デブリ等の遠隔診断にも貢献できる技術である。数年後に予定されている燃料デブリ取り出しに対応するため、緊急に必要な基盤的研究である。本報告では、重コンクリートを対象とし、レーザー光を用いることで、遠隔からコンクリートに超音波を発生させ、コンクリート中の音波の透過、反射成分等をレーザー光により計測しており、この結果について報告する。