2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2G14-17] ソースターム・線量評価2

2016年9月8日(木) 15:50 〜 16:55 G会場 (久留米シティプラザ スタジオ2)

座長:遠藤 寛(電中研)

16:35 〜 16:50

[2G17] 放射性ヨウ素吸着剤AgXの低温度域でのヨウ化メチル吸着特性について

*小林 稔季1、王 吉豊1、石川 慶浩1、宇津山 雄一郎1、遠藤 好司1 (1.ラサ工業 電子材料事業部)

キーワード:AgX、吸着剤、吸着率、放射性ヨウ素、原子力発電所、低温度域、空気浄化システム

放射性ヨウ素吸着剤AgXは、原子炉のベント配管に設置されるなど、高温、高湿度下で非常に良好なヨウ素吸着性能があります。一方、従来から、室温域でも放射性ヨウ素の吸着剤としても利用されています。さらに屋外設置の緊急対策用の空気浄化システムとしての応用を想定した場合、マイナス温度域での吸着特性を把握する事で、不燃性の吸着剤を使用し、空気の加熱装置が不要な、小型の空気浄化システムが構築できます。そこで、マイナス温度域でのヨウ化メチル吸着性能試験設備を構築し、AgXの吸着性能を評価しました。その吸着特性について発表します。また、マイナス5℃の温度でも化学吸着をする事が判りました。