2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2H01-05] 不確かさ評価

2016年9月8日(木) 09:30 〜 10:50 H会場 (久留米シティプラザ スタジオ3)

座長:佐野 忠史(京大)

09:45 〜 10:00

[2H02] 共分散核データを起源とするBWR炉心特性不確かさ評価システムの整備

(2)炉心シミュレータ部

*山名 哲平1、池原 正1、金子 浩久1、東條 匡志1 (1.GNF-J)

キーワード:BWR、共分散、ランダムサンプリング法、感度係数、AETNA、SUAMN、MCNP6.1

GNF-J BWR炉心設計コードシステム上に核データ不確かさが炉心特性にもたらす影響を評価する環境を整備した。手法は、核データ共分散マトリックスデータから断面積ゆらぎをランダムサンプリング法にて、格子計算部LANCRと炉心シミュレータ部AETNAの結合システム上に取り込むモンテカルロ計算法に基づく。ランダムサンプリング法の妥当性確認として、同一共分散マトリックスデータ条件で、摂動法との比較、即ちMCNP6.1から得られる感度係数を用いた不確かさ評価システムSUAMNとの比較を行い、その妥当性を確認する。また、得られた結果から不確かさ起源となる共分散データの今後の評価・整備に資する知見を紹介する。「(2)シミュレータ部」では炉心計算レベルでの確認結果について報告する。