[2I01-07] プルトニウム燃焼高温ガス炉

[2I07] プルトニウム燃焼高温ガス炉を実現するセキュリティ強化型安全燃料開発

(13)ZrC被覆試験と特性評価

*植田 祥平¹、相原 純¹、橘 幸男¹、國富 一彦¹、岡本 孝司² (1.原子力機構、2.東大)

キーワード：被覆燃料粒子、炭化ジルコニウム、化学蒸着、被覆試験、特性評価

プルトニウム燃焼高温ガス炉のためのセキュリティ強化型安全燃料を高燃焼度化するため、遊離酸素ゲッターの特性を有する炭化ジルコニウム（ZrC）を不活性母材燃料核へ直接被覆する。平成27年度はYSZ模擬燃料核へ臭化物化学蒸着法にもとづくZrC層被覆試験を開始し、被覆温度約1350℃、粒子装荷量100 gの条件において被覆層厚さ約14μmのZrC層の取得に成功した。今後の被覆試験を通じて、ZrCの材料特性と温度等の被覆条件との相関について検討していく。