2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2I08-12] 次世代ナトリウム冷却炉の炉心設計

2016年9月8日(木) 14:45 〜 16:05 I会場 (久留米シティプラザ 小会議室)

座長:後藤 実(JAEA)

15:00 〜 15:15

[2I09] 次世代ナトリウム冷却高速炉の原子炉周り遮蔽設計

(2)径方向中性子遮蔽合理化に向けた設計手法改良

*日比 宏基1、福地 郁生1、増山 大輔2、杉野 和輝3、大木 繁夫3 (1.MFBR、2.三菱重工、3.原子力機構)

キーワード:次世代炉、ナトリウム冷却高速炉、中性子透過挙動、径方向遮蔽体、設計手法改良

次世代ナトリウム冷却高速炉では、原子炉容器大型化を回避するための合理化策として、高速中性子(0.1MeV 以上)に対する遮蔽性能が高い材料(Zr-H、B4C 等)を径方向遮蔽材に採用する傾向にある。この場合、構造上の理由で生じる遮蔽材充填率の粗密によって中性子ストリーミングが顕著になる等、高性能遮蔽材特有の現象が生じる。そこで、高速炉に高性能遮蔽材を用いる時に顕著となる、(a)遮蔽体からの中性子ストリーミング、(b)炉心槽での中性子束分布周方向不均一性、(c)B4C 遮蔽材でのB-10 燃焼効果による影響を評価し、設計対応を検討した。