[2I08-12] 次世代ナトリウム冷却炉の炉心設計

[2I12] 次世代ナトリウム冷却高速炉の炉心設計

(3)炉心構成の高度化検討

*森脇 裕之¹、小倉 理志¹、菅 太郎²、大木 繁夫³ (1.MFBR、2.三菱重工、3.原子力機構)

キーワード：次世代炉、ナトリウム冷却高速炉、炉心構成、設計高度化、フラックス調整体

次世代ナトリウム冷却高速炉の基準炉心設計においては、①MAを含有した幅広い組成のPu燃料を装荷すること、②切欠き型炉上部機構の採用等で制御棒配列は種々制約されること、③1次冷却材有効利用のための炉心燃料集合体出力分布の平坦化、④設計不確かさの範囲内での制御棒挿入状態変化に対する出力分布歪の最小限化等が求められる。制御棒配置の最適化に加え、概してラッパ管のみからなる「フラックス調整体」を数体装荷することで、炉心設計制限条件を満足する炉心構成を構築した成果を報告する。