2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2J01-04] 医学・生物応用と放射線防護・管理

2016年9月8日(木) 09:30 〜 10:35 J会場 (久留米シティプラザ 中会議室)

座長:嶋田 和真(JAEA)

10:00 〜 10:15

[2J03] マウス肝機能に及ぼす低線量放射線とアルコールの作用に関する比較検討

*神﨑 訓枝1、片岡 隆浩1、恵谷 玲央1、笹岡 香織1、小橋 佑介1、山岡 聖典1 (1.岡山大・院・保健)

キーワード:低線量放射線、アルコール、肝機能

我々はこれまでに、機械学習による特徴抽出で酸化ストレスに着目したマウス肝機能に及ぼす低線量放射線とアルコールの作用に関する比較評価をしてきた。本研究では更に、抗酸化機能の関連指標であるNIK・IKK量が低線量放射線でもアルコールでも増加するが、肝機能の指標であるタンパク質のカルボニル化は高用量アルコールで促進され低線量放射線で抑制されることがわかった。これより、低線量放射線とアルコールには酸化ストレスに一部差異があることが明らかにできた。