3:30 PM - 3:45 PM
[2K13] Assessment of Core Status of TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Plants
(79)Accident Analysis of Fukushima Daiichi Unit 2 by SAMPSON Severe Accident Code
Keywords:Fukushima Daiichi , sevear accident, core melt, simulation, SAMPSON
エネルギー総合工学研究所では福島第一原子力発電所2号機を対象に、シビアアクシデント解析コードSAMPSONを用いて事故進展を解析している。事故進展シナリオを考察する上では、炉内の圧力・温度の時系列変化を正確に模擬することが重要となる。2号機においては4日18時02分頃に主蒸気逃がし安全弁(SRV)が開かれたため、18時30分頃にRPV圧力は1MPa程度まで減圧された後、圧力が上昇・下降を3回繰り返すことが測定結果から分かっている。この内22時30分頃に発生する2回目の圧力ピークに関しては溶融デブリの落下による蒸気発生が要因とされているが、その現象を数値的に再現できていない。本研究ではSAMPSONを用いて2回目の圧力ピークを再現し得る炉内状態について詳細に検討する。