2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[2L07-11] 地震その他の外部ハザードの材料・構造への影響

2016年9月8日(木) 14:45 〜 16:05 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:沖田 泰良(東大)

15:15 〜 15:30

[2L09] 原子力施設の耐震評価のための組立構造解析結果の大規模分散並列可視化

*郭 智宏1、西田 明美1、崔 炳賢1、中島 憲宏1 (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード:並列可視化、大規模分散データ、原子力施設、高温工学試験研究炉、組立構造物、有限要素解析

原子力施設の耐震解析においては、最近の高性能並列計算機の開発や計算手法の高度化等により、数値モデルが益々高精度化され、億単位の自由度を有する数値モデルを用いた大規模並列解析が日常的に行われている。また、解析結果は3次元空間に加え、地震動応答に代表されるように時系列にもなっているため、ポスト処理が解析以上に困難となる場合がしばしば起こりうる。原子力施設のような複雑構造物の解析の場合、可視化は結果を「見せる」と共に、場合によっては「新しい事象」を解明できる、いわゆる、「見える」役割も果たす。今般、原子力機構が開発にかかわった並列可視化ツールであるAVS/Express_PCEを用いて、1億2千万自由度(2TB)の時系列分散データを可視化するための並列処理アプリケーションを開発したので、本稿にて報告する。