2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[2N10-16] 材料・デバイス分析

2016年9月8日(木) 14:45 〜 16:40 N会場 (くるめりあ六ツ門 会議室)

座長:堀 順一(京大)

16:00 〜 16:15

[2N15] 難測定核種41Caの加速器質量分析法による超高感度測定

*細谷 青児1、笹 公和1、高橋 努1、松中 哲也1、松村 宏2、松村 万寿美1、末木 啓介1 (1.筑波大学 、2.KEK 放射線科学センター)

キーワード:加速器質量分析法、41Ca、タンデム加速器、⊿E-E検出器

加速器質量分析法(Accelerator Mass Spectrometry;以下AMS)は同位体比10-16オーダまでの測定が可能な超高感度な質量分析法である.41Caは半減期約10万年の長寿命放射性核種であり,40Ca(n,γ)41Caの中性子捕獲反応で生成される.筑波大学のAMSシステムでは検出器に5枚電極型ガス⊿E-E検出器を用いているが,その測定において障害となるのが同重体41Kである.この41Kの影響を少なくするために様々な手法が考えられるが,本発表では⊿E-E検出器を中心に検討していき,その結果を報告する.