2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2O06-09] 線量測定,エナジーハーベスティング

2016年9月8日(木) 10:55 〜 12:00 O会場 (くるめりあ六ツ門 セミナー室)

座長:津田 修一(JAEA)

11:40 〜 11:55

[2O09] 半導体を用いた放射線からのエナジーハーベスティング

*川崎 治1、中村 徹哉1 (1.宇宙航空研究開発機構)

キーワード:エナジーハーベスティング、宇宙機、太陽電池、太陽陽子線、捕捉電子線

半導体材料に放射線が入射するとバンドギャップに応じた電子正孔対が生成され起電力として外部に取り出すことが出来る。このように取り出された電力は微小であり大電力用途には向かないが、小電力のワイヤレスネットワークのIoTセンサの電力源等として利用できる可能性がある。講演者らは宇宙空間の放射線環境に着目し、宇宙機の主要電源である太陽電池電力の使用できない日陰時にも継続的に動作する微小電力源として宇宙放射線を利用するエナジーハーベスティングの成立性について検討した。この検討結果について報告する。