2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2O20-23] レーザー分光

2016年9月8日(木) 17:25 〜 18:30 O会場 (くるめりあ六ツ門 セミナー室)

座長:前川 立行(東芝電力放射線テクノサービス)

18:10 〜 18:25

[2O23] キャビティーリングダウン分光に基づく放射性炭素同位体分析システムの開発

*富田 英生1、寺林 稜平1、ゾンネンシャイン フォルカ1、林 紀善1、佐藤 淳史2、井口 哲夫1、金 磊1、山中 真仁1、西澤 典彦1、大原 利成2 (1.名大工、2.積水メディカル(株))

キーワード:放射性炭素、レーザー分光、微量同位体分析

長半減期放射性炭素同位体(14C)は、原子炉廃止措置で発生する廃棄物の余裕深度処分等で評価すべき主要な核種の一つである。また、生体中の薬物動態評価を行うマイクロドーズ試験などで14Cはトレーサーとして用いられており、高感度かつ簡便な14C分析法が求められている。本研究では、超高感度なレーザー吸収分光法として知られているキャビティーリングダウン分光を用いた14C分析システムを構築し、14C標識化合物を用いて14C分析性能の評価を行った。