[3C04-06] Radiolysis

[3C05] Picosecond pulse radiolysis study on electron solvation process in n-propanol at high temperature

*Yusa Muroya¹, Tetsuro Yoshida¹, Wataru Kanamori¹, Yosuke Katsumura^2,3, Shinichi Yamashita³, Takahiro Kozawa¹ (1.Osaka Univ., 2.Japan Radioisotope Association, 3.Univ. of Tokyo)

Keywords:Radiation chemistry, Picosecond pulse radiolysis, Propanol, High temperature, Electron solvation process

軽水炉水化学において放射線照射に伴う高温高圧水（冷却水）の化学的変化を把握することは重要である。しかし、高温下の初期過程、特に物理化学過程に関する知見は皆無である。電子溶媒和過程はその代表的なものであり、様々な極性溶媒中において見られる。ただ、これは一般に高速であり、特に水中ではピコ秒以内に完了するため、現在達成されているピコ秒分解能では直接観測困難である。同じ極性溶媒でもアルコールでは数十ピコ秒以上を要し直接観測可能であることから、高温プロパノール中における電子溶媒和過程をピコ秒パルスラジオリシスを用いて調べた。