[3E01-09] 燃料デブリの性状把握

[3E08] 燃料デブリの性状把握(28'A)

(8)燃料デブリの含水・乾燥特性の評価（種々の燃料デブリを想定した材質について）

*鈴木 誠矢^1,2、仲吉 彬^1,2、岡村 信生^1,2、渡辺 雅之^1,2、小泉 健治^1,2 (1.技術研究組合　国際廃炉研究開発機構、2.国立研究開発法人　日本原子力研究開発機構)

キーワード：デブリ、乾燥特性、含水率

TMIと同様に乾式による燃料デブリ保管を想定した場合，前処理で乾燥させても残留水分からの放射線分解による水素発生が懸念されている。保管対象として考えれられる燃料デブリの形態毎に含水・乾燥特性を評価し，乾燥時の挙動と残留水分を評価することを目的としている。
燃料デブリを模した多孔質のセラミックスについては材質に依存性はなく，ジルコニア等を模擬体にできること，また，残留水分も取り除けることが確認できた。しかし，MCCI生成物に同伴することが想定されているセメントについては，結晶内に取り込まれている結合水が想定されている乾燥速度では残留することが判明した。