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[3F08] 福島汚染水処理二次廃棄物のための固定化技術の開発
(3)水熱条件下におけるリン酸の影響
キーワード:リン酸セメント、カルシウムアルミネートセメント、ハイドロキシアパタイト、水熱処理、汚染水処理二次廃棄物
本研究では、カルシウムアルミネートセメント(CAC)に及ぼすリン酸の影響を60ºC, 105ºC および 180ºCの水熱処理条件下において調べた。CACを水熱処理すると、安定相であるC3AH6 および γ-AlOOHの生成が確認された。単分子リン酸はCACの水和及等の反応を遅延したのに対し、高分子リン酸は非晶質生成相を安定化し、180ºCまで保持した。後者において、結晶生成相としてハイドロキシアパタイトのみが確認された。