2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[3F06-09] 汚染水処理二次廃棄物処理技術1

2016年9月9日(金) 10:50 〜 11:55 F会場 (久留米シティプラザ Cボックス)

座長:坂村 義治(電中研)

11:20 〜 11:35

[3F08] 福島汚染水処理二次廃棄物のための固定化技術の開発

(3)水熱条件下におけるリン酸の影響

Garcia-Lodeiro Maria1、Gao Yuan 1、Chavda Mehul 1、入澤 啓太1,2、目黒 義弘2、*木下 肇1 (1.シェフィールド大学、2.日本原子力研究開発機構)

キーワード:リン酸セメント、カルシウムアルミネートセメント、ハイドロキシアパタイト、水熱処理、汚染水処理二次廃棄物

本研究では、カルシウムアルミネートセメント(CAC)に及ぼすリン酸の影響を60ºC, 105ºC および 180ºCの水熱処理条件下において調べた。CACを水熱処理すると、安定相であるC3AH6 および γ-AlOOHの生成が確認された。単分子リン酸はCACの水和及等の反応を遅延したのに対し、高分子リン酸は非晶質生成相を安定化し、180ºCまで保持した。後者において、結晶生成相としてハイドロキシアパタイトのみが確認された。