[3I01-07] もんじゅプラントデータ及び次世代ナトリウム冷却炉

[3I06] 次世代ナトリウム冷却高速炉の燃料集合体・炉心構成要素設計

(1)燃料集合体上部構造に係る評価検討

*小澤 隆之¹、前田 誠一郎¹、早川 教²、森 行秀² (1.日本原子力研究開発機構、2.三菱FBRシステムズ株式会社)

キーワード：次世代ナトリウム冷却高速炉、燃料集合体、上部構造

次世代ナトリウム冷却高速炉における燃料集合体では、高照射量に対応するためラッパ管材にフェライト鋼であるPNC-FMSの採用が検討されている。一方、燃料集合体上部のハンドリングヘッドにはオーステナイト鋼を用いるため、ラッパ管との異材接合が必要となる。また、上部遮蔽体の形状については、再臨界回避のために燃料集合体内に設ける内部ダクトからの溶融燃料排出経路を確保する必要がある。本稿では、こうしたラッパ管とハンドリングヘッドの異材接合方法や上部遮蔽体形状に係る構造検討に加え、上部遮蔽体周りのCFD解析結果に基づき、ラッパ管材の使用温度制限目安を超えない範囲において機能要求条件を満足する燃料集合体上部構造の検討結果を報告する。