2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3K06-09] ソースターム

2016年9月9日(金) 10:55 〜 12:00 K会場 (久留米シティプラザ 大会議室1)

座長:中村 晶(INSS)

11:40 〜 11:55

[3K09] 原子炉過酷事故における放射性核分裂生成物放出挙動の評価

16.減圧沸騰時のサプレッションプールからのFP放出

*唐澤 英年1、内田 俊介1、岡田 英俊1、伊藤 あゆみ1、ペリグリニ マルコ1、内藤 正則1 (1.エネ総工研)

キーワード:過酷事故、FP挙動、減圧沸騰

サプレッションプール(S/P)でのスクラビングによるFP除去性能は、プール水温が沸点に近づくと急激に低下する。また、加圧下にあるS/Pがベント時に急激に減圧されると、減圧沸騰により大量の蒸気が環境に放出される。この際、プール水中のFPの一部が、ミストと共に環境に放出される。小型実験装置による実験により、蒸気放出速度が増大すると同伴するミストの割合が増大し、ミスト同伴率にほぼ比例してFP放出率が増大することを示した。