2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3L05-09] 解析手法開発

2016年9月9日(金) 10:35 〜 11:55 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:小池 啓基(MHI)

10:35 〜 10:50

[3L05] 3次元非均質輸送計算コードGENESISの開発(2)

SPn近似を用いた非等方散乱の取り扱い

*山本 章夫1、儀宝 明徳、遠藤 知弘1 (1.名古屋大学)

キーワード:GENESIS、非等方散乱、SPn近似

非等方散乱は、角度中性子束を実球面調和関数で展開し、モーメントに非等方散乱断面積を乗じることで取り扱うが、三次元計算においては考慮すべきモーメント数が(L+1)^2と多いことが問題になる。そこで、中性子流の方向を起点にルジャンドル多項式で角度中性子束を展開し、非等方成分を考慮するSPn近似を非等方散乱の取り扱いに適用した。SPn近似では、考慮すべきモーメント数は(L+1)であり、中性子流の角度方向として2変数、合計(L+3)変数を考慮することとなる。