2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[3O01-05] イメージング

2016年9月9日(金) 09:35 〜 10:55 O会場 (くるめりあ六ツ門 セミナー室)

座長:神野 郁夫(京大)

10:20 〜 10:35

[3O04] 全方向ガンマ線イメージャのための逆投影手法の開発

*高橋 時音1、一ノ瀬 裕一郎1、上間 康平1、河原林 順2、高田 英治3、富田 英生1、井口 哲夫1 (1.名古屋大学、2.東京都市大学、3.富山高等専門学校)

キーワード:コンプトンイメージング、全方向イメージング、CdTe半導体検出器

原子力事故における放射性物質分布の迅速測定や、テロリズムでの使用が懸念される核物質の検知のための全方向ガンマ線イメージング法の開発を行っている。複数の線源や分布に対する測定を念頭に、逆投影図上の領域を通過するコンプトンコーンを描くイベントを抜き出すことにより、特定の線源に由来するイベントのみを抽出できる。また、コンプトン散乱角を区別して再構成を行うことで、得られる像に異なる特徴が現れることから、その特徴を用いた逆投影法により角度分解能の向上が可能である。このような逆投影手法について、CdTe半導体を用いた3次元ピクセル型検出器による基礎実験にて、実証を行った。