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[3O07] インクジェット塗布装置を用いた有機半導体放射線検出器の製作
キーワード:放射線計測、有機フォトダイオード(OPD)、プラスチックシンチレータ、X線、生体等価、インクジェット技術
IVR等の放射線を用いる医療行為中の患者の被曝量測定への適用を念頭に、有機シンチレータと有機フォトダイオード(有機PD)を組み合わせた放射線検出器を開発している。著者らのグループでは、従来、有機PDの塗布にはスピンコート法を使用してきたが、本研究ではインクジェット塗布装置を使用することを検討した。インクジェット塗布装置を用いることにより、有機シンチレータ上に有感部ごとに独立した有機PDを形成することが可能になった。製作した素子に対して白色X線照射実験を行ったところ、インクジェット塗布装置を用いて製作した素子からはスピンコート法による素子と同程度の大きさのX線誘起電流が得られた。今後は、様々な形状の有感部を持つ素子を製作し、特性評価を行う予定である。