[PL1E01] 検討の背景と目的
本委員会の役割は、社会ニーズを起点にバックキャストの視点で魅力的な軽水炉像を描くことである。これは、今までの軽水炉は技術シーズや事業者のニーズを起点にフォアキャストで技術開発がなされてきたため、成熟された技術だといわれる一方、局所最適に陥っている可能性があると考えられること、また、社会と共存する軽水炉の開発にあたっては、社会受容性を付加価値として考えるのではなく、具体的な開発の初期から社会の多様な声を直接聞くこと(Upstream engagement)が重要であると考えるためである。本セッションでは、社会と共存する魅力的な軽水炉の在り方について、広くご意見をいただくべく、これまでの検討の中間報告を行う。