[PL3H01] Effort of Fukushima Special Project
東京電力福島第一原子力発電所事故から5年半が経過し、環境の除染は進んでいるものの、本格的な住民帰還については、まだ道半ばと言わざるを得ない。日本原子力学会は2012年6月に理事会に直結する組織として“福島特別プロジェクト”(以下、プロジェクト)を設立し、福島県の被災住民に寄り沿い政府などとの間のインターフェースとしての役割を果たすための活動を行ってきた。今回のセッションでは、これまでプロジェクトが行ってきた活動の概要を紹介し、学会で支援してきた福島の農産物に関する現状をご紹介いただく。さらに福島の現状やプロジェクトの活動経験を背景に取りまとめた除染・帰還・復興に関する見解を報告する。