[1A01-03] 放射線防護・管理

[1A03] サイバーナイフ治療施設の漏えい線量評価

＊小川 喜弘¹、濱田 英志²、小川 茂美³、矢作 遼太郎³ (1.近畿大学、2.戸畑共立病院、3.日本アキュレイ株式会社)

キーワード：サーバーナイフ、エックス線、漏えい線量、PHITS、遮へい計算

6MeV電子線により発生するエックス線を用いたサイバーナイフ治療施設からの漏えい放射線量を精度良く評価することは，設置場所・設置工事期間・設置費用などいろいろな面から必要不可欠である。サイバーナイフによる照射は，従来のリニアックによるものとは全く異なるため，「放射線施設のしゃへい計算実務マニュアル」ではない新たな計算方法が必要となる。近年の計算機処理能力の向上に伴い，決定論的方法ではなく確率論的方法を用いても，合理的な計算時間で合理的な計算精度を得ることが可能になったため，PHITSを用いた３次元遮へい計算システムを構築し，その有用性について検討した結果について報告する。