2016年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1. 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1C01-07] 二相流・相変化1

2016年3月26日(土) 10:10 〜 12:00 C会場 (講義棟B棟 B103)

座長:古谷 正裕(電中研)

10:55 〜 11:10

[1C04] Two-phase Flow Measurement in an Upward Pipe Flow Using Wire-Mesh Sensor Technology

*Lifang Jiao1, Kazuyuki Takase1, Wei Liu1, Taku Nagatake1, Shinichiro Uesawa1, Hiroyuki Yoshida1, Mitsuhiko Shibata1 (1.Japan Atomic Energy Agency)

キーワード:Air/water two phase flow, Wire mesh sensor, Pipe

日本原子力研究開発機構では、軽水炉の燃料集合体内二相流挙動を数値的に予測する機構論的解析手法の開発を行っており、これまでに機構論的解析手法をベースにしたACE-3DやTPFITなどの詳細二相流解析コードの開発を行っている。これらの解析コードの検証の一環として、燃料集合体内ボイド率分布に対する予測精度を明らかにするために、ボイド率分布計測に実績のあるワイヤーメッシュセンサーを使って、燃料集合体内サブチャンネルを簡略模擬した流路体系でボイド率分布を計測する。ワイヤーメッシュセンサーによるボイド率計測技術を確立するとともに簡単流路のデータベースを構築するため, 垂直円管における空気と水の二相流を広範囲に計測した。試験部は長さ4メートルと内径58ミリメートルの円管であり。三層-WMSを2セットを設置しました、設置位置は空気注入口から1.15メートルと1.65メートルのところであり。空気は直径0.6mm/ 1mm/ 2mmのノズルから注入した。試験は、水の流量と空気の流量をパラメータとし、気泡流からスラグ流まで広い流動条件で実施し、二相流の詳細な情報を取得した。今後、大気圧常温条件でバンドル各サブチャンネル内のボイド率分布を計測する予定である。