2016年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1. 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1C08-14] シビアアクシデント1

2016年3月26日(土) 14:45 〜 16:30 C会場 (講義棟B棟 B103)

座長:工藤 義朗(規制庁)

15:15 〜 15:30

[1C10] ジルコニウム-水蒸気反応可視化実験

1. 可視実験装置の概要

*内田 俊介1、岡田 英俊1、内藤 正則1、花本 行生2、藤川 正浩3 (1.エネルギー総合工学研究所、2.化研、3.日本放送協会)

キーワード:ジルコニウム-水蒸気反応、酸化被膜、水素生成、可視化実験

ジルコニウムと水蒸気の反応では、ジルコニウムの温度の関数としての反応速度が公開されている。また、反応生成物である酸化ジルコニウムの生成により反応が阻害され、反応速度が時間とともに低下する。酸化被膜は熱膨張ほかの機械的要因などにより損傷すると、反応速度が再上昇する。本実験ではジルコニウム合金(Zry-2)を加熱し、水蒸気と接触させ、1300℃までの高温でのZr-steam反応による水素発生量を測定すると共に、温度外乱による被膜損傷による水素発生量の増加を可視化装置を用いて、観測し、定量化することを試みた。