2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2. 放射性廃棄物処分と環境

[1E16-20] 廃棄体評価

2016年3月26日(土) 16:55 〜 18:15 E会場 (講義棟B棟 B202)

座長:鈴木 覚(NUMO)

17:25 〜 17:40

[1E18] 照射後試験施設から発生する廃棄物の放射能評価方法の検討

*辻 智之1、星野 譲1、坂本 義昭1、鈴木 康夫2、町田 博3 (1.日本原子力研究開発機構、2.原子力バックエンド推進センター、3.ニュークリア・デベロップメント)

キーワード:放射能濃度評価手法、照射後試験施設、研究施設等廃棄物

日本原子力研究開発機構は、研究施設等から発生した低レベル放射性を対象とする埋設処分事業を計画している。研究施設等廃棄物は様々な施設から発生しており、埋設処分事業を円滑に推進するためには、放射性廃棄物の特徴を踏まえた合理的な廃棄物確認の方法を確立する必要がある。この一環として、ニュークリア・ディベロップメント株式会社の照射後試験施設をモデルに、照射後試験施設から発生する放射性廃棄物に対する共通的な放射能濃度評価手法の検討を行った。本検討では、17 核種(Sr-90、Tc-99、U-235,238、Pu-238,239+240,241、Am-241、Cm-244等) に対し、実搬入燃料のデータを用いORIGEN-2 計算コードによる放射化・燃焼計算によって得られた核種組成比と実際の廃棄物試料の放射化学分析結果と比較し、理論計算を主体とした放射能濃度評価手法の適用性を確認した。