[1I13-16] 過酷事故対策2

[1I13] シビアアクシデント時の水素処理システムの開発

(4)反応材の水素処理速度の検討

＊山田 昂¹、柳生 基茂¹、岡村 雅人¹、吉井 敏浩¹、岩城 智香子 ¹、橘高 大悟¹、田邊 雅士¹ (1.株式会社　東芝　)

キーワード：水素処理、金属酸化物、シビアアクシデント、格納容器

窒素置換により不活性化されている格納容器内の大量の水素を、環境に放出することなく迅速に処理する目的で水素処理装置を開発している。水素処理方法は、水素を酸化し水に変換する技術であり、反応材には金属酸化物を使用するものである。これまで反応材（CuO等）を用いて、水素と酸素との反応により水が生成する反応の確認など基礎特性を評価してきた。今回は種々の酸化物（CuO,MnO2,Co3O4）に対して水素濃度依存性、反応温度依存性を評価し、水素処理速度について詳細に検討した。得られたデータを用いて水素処理速度式を構築した。