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[1J13] 放射性廃棄物の核変換処理を目的とした核融合炉溶融塩ブランケット成立性検討
(2)分子動力学法を用いたFlinabeの熱物性評価
キーワード:核融合炉、液体ブランケット、溶融塩、Flinabe、分子動力学法
自己冷却液体増殖ブランケットシステムにおいて溶融塩は有力候補材の一つであり、その中でもFlinabe (LiF-NaF-BeF2) は、従来候補のFlibe (LiF-BeF2) よりも低融点であることから、システムへの適用が検討されている。しかし、Flinabeの熱物性値は精査されておらず、さらに実験測定は高温環境、ベリリウムの毒性などの理由から非常に困難を伴う。本研究では、Flinabeを用いた溶融塩ブランケット設計の妥当性検討を目的とし、分子動力学法を用いた熱物性値評価を実施した。