2016年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-4. 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[1J12-16] 核融合炉ブランケット(伝熱特性・高温条件熱物性)

2016年3月26日(土) 16:20 〜 17:45 J会場 (講義棟C棟 C102)

座長:近藤 正聡(東工大)

17:05 〜 17:20

[1J15] 磁場下液体増殖材の流動特性に関する研究

*岩間 悠樹1、鍵仲 将1、帆足 英二1、沖田 隆文1、山岡 信夫1、堀池 寛2、横峯 健彦3、室賀 健夫4 (1.大阪大学大学院 工学研究科 環境エネルギー工学専攻、2.福井工業大学 工学部 原子力技術応用工学科、3.京都大学大学院 工学研究科 原子核工学専攻、4.核融合科学研究所 ヘリカル研究部)

キーワード:液体金属増殖材、LES、電磁流体シミュレーション、液体金属ブランケット

現在、ヘリカル型核融合炉において検討されているリチウム鉛を用いた液体金属ブランケットは、プラズマ第一壁の冷却性能および増殖燃料の回収の観点から、その技術の早期確立が望まれている。核融合炉内は強い磁場環境下に置かれるため、液体金属の強磁場下での伝熱流動特性は、液体金属ブランケットの性能を決める要因の一つである。一方、これまで大阪大学では、IFMIF/EVEDAの枠組の中で、保有する大型の液体金属リチウム循環装置を用いてその流動特性を評価してきた。そこで本研究では、その知見を活かし、液体金属リチウムの電磁流体的な特性を把握することで、液体金属ブランケット開発に資することを目的とする。ここでは、まずシミュレーション評価モデルの妥当性を検証するために、過去の研究でその精度が確認されている液体金属リチウムのノズル内流動に関する電磁流体シミュレーションを実施した。本発表ではその結果を報告する。