2016年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-2. 遠隔操作,ロボット,画像工学

[1M10-14] 遠隔技術1

2016年3月26日(土) 15:35 〜 16:55 M会場 (講義棟C棟 C106)

座長:大井 忠(三菱電機)

16:20 〜 16:35

[1M13] 研究拠点機能向上のための遠隔技術開発

(4)原子力災害対応ロボットにおける標準試験法の導入に向けて

*谷藤 祐太1、白崎 令人1、毛利 文昭1、山田 大地1、土田 佳裕1、川端 邦明1、鳥居 建男1、川妻 伸二1 (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード:標準試験法、ロボット

本講演では、原子力災害時に用いる遠隔操作ロボットのための標準試験法の研究開発について述べる。高放射線環境下では人による作業が困難となるため、ロボットを用いた遠隔作業が有効となる。しかしながら、作業時にロボットの転倒やケーブル切断等のトラブルにより、操作不能になる事例が起きている。
このようなリスクを低減するためには事前に想定される作業に対してロボットの性能評価や操作者訓練を実施しておくことが重要であり、それが実現できる標準試験法を導入することが効果的だと考えられる。我々は現在、地上走行用ロボットにおいては整備すべき標準試験法の選定のための作業解析を行い、評価項目を検討している。また、地上走行が困難な屋内環境での小型無人飛行機材の試験法として、狭所の通過や、室内飛行の安定性評価を検討しているので、これらの標準試験法に関わる検討事項及び内容についても報告する。