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[1M18] 福島の復興に向けた楢葉遠隔技術開発センターにおける人材育成の試み
レーザー技術およびロボット技術の夏期実習
キーワード:楢葉、遠隔技術、教育、ロボット、レーザー
東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置には30から40年かかることから、長期的な人材育成が課題となっている。原子力機構福島研究開発部門では福島県楢葉町に楢葉遠隔技術開発センターを建設し、今年度より一部運用開始している。福島部門はこれまでも北は宮城県から、西は長崎県までの大学および高専より夏期実習生の受け入れを行っている。廃止措置技術の中核となる遠隔技術開発ではロボット、放射線計測、レーザー応用等幅広い先端技術を包含する必要がある。これまでの夏期実習生の受入れの経験を踏まえ、次年度より本格的に人材育成の試みを実施してゆきたい。ここでは実施主体である当センターと大学・高専の双方が、実習内容の改善と制度の充実に向けて努力すべき課題について述べる。