2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1. 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[1N05-08] 腐食環境緩和・被ばく低減

2016年3月26日(土) 14:45 〜 15:50 N会場 (講義棟C棟 C202)

座長:塚田 隆(JAEA)

15:00 〜 15:15

[1N06] 原子炉起動後の腐食環境緩和及び放射性核種付着抑制技術の開発

(6)炭素鋼配管共存時のPtコート施工方法の確認

細川 秀幸1、伊藤 剛1、露木 瑞穂2、大田 信之2、*大橋 利正1 (1.(株)日立製作所 研究開発グループ、2.日立GEニュークリア・エナジー(株))

キーワード:再循環系、白金、コバルト、付着、配管、化学除染

BWRの応力腐食割れ対策として貴金属注入(OLNC)を行っている海外プラントでは、OLNC適用前に比べて再循環系配管の線量率が低下したプラントが見られる。そこで、化学除染後にも貴金属注入の環境緩和効果と線量率低減効果が早期に得られるよう、化学除染に引き続いて白金付着処理を行う方法を検討している。実機化学除染では除染系統に炭素鋼配管が含まれる場合がある。モックアップ装置の一部に炭素鋼を浸漬した条件で、炭素鋼共存の影響を受けた状態で、化学除染から連続したステンレスへの白金付着処理の施工性を検討し、成立性を確認した。